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蜘蛛の糸(文書コース「名作の世界」)
「蜘蛛の糸」の文章で、タッチタイピングを練習するコースです。全30問。ローマ字入力・かな入力のどちらでも練習できます。
このコースで練習する
練習する文章
- 蜘蛛の糸は、芥川龍之介が書いたお話です
- ある日、お釈迦様が極楽の池のほとりを歩いていました
- 池には、白いはすの花がさいていました
- 池の底は、ずっと下の地獄までつながっていました
- 地獄には、カンダタという男がいました
- カンダタは、生きているときに悪いことばかりしました
- 人をきずつけたり、家に火をつけたりしたのです
- けれども、たった一つだけよいことをしていました
- 道で小さな蜘蛛を見つけたときのことです
- ふみつぶそうとして、ふと思いとどまりました
- 小さな命でも、むやみに取ってはいけないと思ったのです
- お釈迦様は、そのことを思い出しました
- そして、地獄へ一本の蜘蛛の糸を下ろしました
- 銀色に光る細い糸が、するすると下りていきました
- 地獄の暗やみの中で、カンダタは糸に気づきました
- これをのぼれば、地獄からぬけ出せると喜びました
- カンダタは、糸をつかんでのぼり始めました
- 地獄と極楽のあいだは、とても遠く離れています
- つかれて一休みしたとき、ふと下を見ました
- すると、たくさんの罪人が糸をのぼってきていました
- 細い糸が、そんなに大勢の重さにたえられるでしょうか
- カンダタは、こわくなって大声でさけびました
- 「この糸はおれのものだ。下りろ」
- その瞬間、糸はカンダタのすぐ上でぷつりと切れました
- カンダタは、また暗い地獄へと落ちていきました
- お釈迦様は、そのようすをじっと見ていました
- 自分だけ助かろうとする心が、罰を受けたのです
- お釈迦様は、悲しそうな顔をして歩き去りました
- 極楽の池では、はすの花が変わらずにゆれていました
- 短いお話ですが、人の心について考えさせられます